特集 外科外来マニュアル
私の治療
各論—頭頸部
リンパ節の炎症・腫瘍の転移
三村 孝
1
1伊藤病院外科
pp.652
発行日 1982年5月20日
Published Date 1982/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207969
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□概説
頸部腫瘤を主訴として外来を訪れる患者の30〜40%はリンパ節の炎症性腫大である.一方他臓器の悪性腫瘍で,頸部リンパ節転移を初発症状として来院する患者も稀ではない.
頸部には他のどの部位におけるよりも多種,多様の腫瘤が発生する.触診所見で良悪性の鑑別が容易な場合もあるが,リンパ節転移が疑われるときは試験切除,生検が必要である.
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