Japanese
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外科医の工夫
良・悪性胆管閉塞ならびに狭窄に対するendoprosthesisの試み
Endoprosthesis for benign and malignant stricture of the biliary tract
山川 達郎
1
,
大石 信美
1
Tatsuo YAMAKAWA
1
,
Nobuyoshi OHISHI
1
1帝京大学医学部附属溝口病院外科
pp.1901-1904
発行日 1981年12月20日
Published Date 1981/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207853
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はじめに
手術不能胆管癌に対するendoprosthesisは,殊にヨーロッパにおいて盛んに行なわれているが1-3),狭窄部に留置されるtubeの閉塞や逸脱など各種の合併症が問題となつている3).
著者らは,切除不能悪性腫瘍による閉塞性黄疸患者や,胆道鏡検査を繰り返し行なわなければならない肝内結石症の患者などが,常に外胆汁瘻と胆汁貯溜用バッグをもつて生活しなければならない制約に着目し,特殊なendoprosthesis用tubeをオリンパス光学株式会社の協力を得て作製し臨床に応用している.この小論文は,このtubeの紹介をかね,その臨床経験につき報告するものである.
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