Japanese
English
臨床研究
血友病患者の手術と補充療法—後腹膜血腫の手術治験例
Surgery and infusion therapy in hemophilia
小代 正隆
1
,
竹之下 満
1
,
富加見 章
1
,
吉永 淳教
1
,
野口 真
1
,
西 満正
1
Masataka OJIRO
1
1鹿児島大学医学部第1外科
pp.1641-1644
発行日 1981年10月20日
Published Date 1981/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207821
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はじめに
血友病は凝固因子のⅧ因子(A),Ⅸ因子(E)の欠乏による遺伝性疾患として凝固障害の代表的疾病である.男子10万人につき4〜11人の生存患者がいるといわれている.今日これら血友病患者の治療及びコントロールは,因子製剤の開発により外科手術においても比較的容易となつた.われわれは大きな後腹膜血種により疼痛,水腎症を合併した血友病A患者を手術により軽快せしめたので報告する.
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