Japanese
English
臨床研究
吐下血を呈して発見された早期胃癌の検討
Study on cases of the early gastric cancer discovered by bleeding
板野 聡
1
,
大西 信行
1
,
小淵 欽哉
1
,
大西 長久
1
,
合地 明
1
,
後藤 精俊
1
,
山際 裕史
2
,
吉村 平
2
,
富山 浩基
2
Satoshi ITANO
1
1大西病院
2三重大学医学部中検病理
pp.1137-1142
発行日 1981年7月20日
Published Date 1981/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207759
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はじめに
早期胃癌症例の臨床症状や診断動機などについては,これまでにも多くの報告がある1-5).今回著者らは,多くの臨床症状(表1)のうち,吐下血,幽門狭窄,穿孔の3つの症状をきたして発見された早期胃癌症例を対象として,臨床病理学的に検討した.
本論文では,合併症のうちでとくに吐下血により発見された症例について検討し,若干の考察を加えることとした.
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