特集 内科救急サバイバルブック—院内救急&地域でのマネジメント
症候別 内科救急マネジメント
吐下血・血便
佐々尾 航
1
1北海道立羽幌病院内科
pp.785-789
発行日 2016年5月10日
Published Date 2016/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402224163
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ポイント
●消化管出血の頻度は年々増加しており,プライマリケアにおける初期対応を知っておく必要がある.
●上部消化管出血か下部消化管出血かの判断が,診療方針決定においてきわめて重要である.
●診断にあたって,問診により発症様式や便の性状を適切に聴取する.
●内視鏡検査は出血源検索や治療として有用だが,一般の地域病院では適応に留意する.
●リスクスコアが報告されており,内視鏡治療や専門病院への搬送の適否に用いることもできる.
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