外科医のための臨床MEの知識・2
一時ペースメーカーの使用法
池田 晃治
1
1杏林大学医学部胸部外科
pp.935-940
発行日 1981年6月20日
Published Date 1981/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207727
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はじめに
一時ペースメーカーの使用は,薬剤によるコントロール不能の徐脈性あるいは頻脈性の不整脈,それらによる低心拍出,心不全の治療,次いでストークス・アダムス発作に代表される極端な頻脈,心室細動,心停止(stand—still)の予防など,心臓の刺激伝導系異常に幅広い適応を有している,症状が改善し,伝導系障害が一過性の場合には,後に除去することになるが,障害の持続が明らかな場合は植込みペースメーカーが使用される.
一時ペースメーキングは,その他に診断の目的で使用されることもある.
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