Japanese
English
臨床報告
虫垂粘液嚢腫の重積症を合併した1例
A case of the appendiceal mucocele intussuscepted to the cecum
高橋 日出雄
1
,
町田 崇
1
,
町田 杲二
2
Hideo TAKAHASHI
1
,
Takashi MACHIDA
1
,
Kouji MACHIDA
2
1東京慈恵会医科大学第1外科
2町田胃腸科病院
pp.861-864
発行日 1981年5月20日
Published Date 1981/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207721
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はじめに
虫垂に起り得る疾患のうち，急性あるいは慢性の虫垂炎は極く一般的にみられるが，良悪性にかかわらず，虫垂に腫瘍が発生する事は非常に稀とされている．また虫垂粘液嚢腫も比較的稀な疾患で，特に重積症を併発した症例は少なく，本邦では現在まで10例内外の報告をみるにすぎない1）．
最近われわれは巨大な虫垂粘液嚢腫が盲腸に重積していた1例を経験したので報告する．
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