特集 術後1週間の患者管理
開心術(先天性心疾患)
太田 喜義
1
,
常本 実
1
,
島田 宗洋
1
,
三川 宏
2
,
宮坂 勝之
2
,
新崎 康彦
2
1国立小児病院心臓血管外科
2国立小児病院麻酔科
pp.463-470
発行日 1981年4月20日
Published Date 1981/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207648
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近年,先天性心疾患の開心例の対象は年齢面でも,疾患面でも著しく拡大され,それに伴つて術後管理も複雑となつて来たが,特に乳幼児ではきめの細かい管理が必要で,そのためには人工呼吸器,モニター類,点滴注入装置等にも最新の設備を要求されると共に,医師,ナースのtrainingも重要である.ICUでの循環と呼吸管理の良否は手術予後に決定的な役割を果すもので,外科手術手技と相俟つて患者の生命を左右する重要な柱である事を念頭において対処すべきである.
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