Japanese
English
臨床報告
下行結腸Hemangiopericytomaの1例—本邦腹部症例の統計的観察
A case of hemangiopericytoma of the descending colon:statistical study of the abdominal hemangiopericytoma reported in Japan
石黒 信彦
1
,
上野 桂一
1
,
東野 義信
1
,
小西 一郎
1
,
山口 明夫
1
,
広野 禎介
1
,
高柳 尹立
2
Nobuhiko ISHIGURO
1
1富山市民病院外科
2富山市民病院病理
pp.133-137
発行日 1981年1月20日
Published Date 1981/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207600
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はじめに
Hemangiopericytomaは1942年Stout & Mu—rray1)により命名されたことに始まり,主に皮膚・皮下に発生する稀な腫瘍である.腹部発生例は,Binderら2)によれば胃・子宮以外では54例,本邦では鈴木ら3)によれば後腹膜腔10例・胃9例・腎3例・大網2例・盲腸1例計25例と頻度ははなはだ低い.われわれは下行結腸に発生した稀な本症を経験したので報告する.
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