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特集 血管カテーテルの治療への応用
Percutaneous Transluminal Angioplasty
Percutaneous transluminal angioplasty
久 直史
1
,
平松 京一
1
Naofumi HISA
1
,
Kyoichi HIRAMATSU
1
1慶応義塾大学放射線診断部
pp.387-392
発行日 1980年3月20日
Published Date 1980/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207401
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はじめに
Percutaneous Transluminal Angiopla—sty (PTA)は,1964年にDotterらによつて発表されたのが最初である.Dotterらの方法は,狭窄した動脈に対してまずガイド用の細いカテーテルを通過させ,その上からco-axial methodを用いてより太いカテーテルを挿入する事によつて狭窄部位を拡げようとするものであつたが,1974年になつて,ZürichのGrüntzigにより,新しいballoon dilatation catheterによるreca—nalizationが行なわれるようになつて以来,ことに大きな注目を集めるようになつてきている.この方法は,Dotterらの最初の方法に比べ合併症を起こす危険性が少なく,優れた臨床効果が得られるとあつて,ここ数年,症例数も急激に増加しつつある.われわれも最近,2例の腎動脈狭窄に対してPTAを施行し非常に良い結果が得られたので合わせて報告したい.
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