Japanese
English
特集 Crohn病とその辺縁疾患
鑑別の問題点
臨床の立場から―大腸Crohn病の内視鏡診断
Endoscopic diagnosis of Crohn's colitis
長廻 紘
1
,
佐々木 宏晃
1
,
三輪 洋子
1
,
長谷川 かをり
1
,
谷口 友章
1
Kou NAGASAKO
1
1東京女子医科大学消化器内科
pp.1081-1088
発行日 1979年7月20日
Published Date 1979/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207237
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はじめに
Crohn病の内視鏡による診断の有用性とその限界について検討した.Crohn病は非特異性炎症であり,臨床所見や各種検査成績を総合して診断すべきであることはいうまでもなく,内視鏡だけによる診断学はありえない.しかし,大腸のCrohn病は特徴的な所見を内視鏡でよく捉えることができ,生検でsarcoid肉芽腫を採取できることもあり,内視鏡検査は大腸Crohn病の診断に非常に有用な検査法といえる.
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