カラーグラフ 消化器内視鏡シリーズ・40
Crohn病
長廻 紘
1
1東京女子医科大学消化器病センター
pp.1510-1511
発行日 1978年11月20日
Published Date 1978/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207049
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Crohn病の内視鏡所見は,①診断上重要で積極的意義を有するもの(炎症の軽い粘膜に囲まれた縦長潰瘍,cobblestone像),②診断の補助になるもの(skip area,正常直腸),⑬腸炎一般にみられ,診断上さほど重要でないもの(炎症性ポリープ,アフタ様潰瘍を含む中小の潰瘍),④通常みられず,その存在は診断にマイナスとなる所見(萎縮帯を伴つた瘢痕像,帯状潰瘍)に分類することができる.瘻孔や狭窄部は内視鏡ではよくわからない.
以下内視鏡の対象とたる大腸Crohn病を中心にのべる.
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