Japanese
English
特集 Crohn病とその辺縁疾患
鑑別の問題点
臨床の立場から―X線検査
X-ray diagnosis of Crohn's disease
西沢 護
1
,
狩谷 淳
2
,
小林 茂雄
3
Mamoru NISHIZAWA
1
,
Atsushi KARIYA
2
,
Shigeo KOBAYASHI
3
1東京都がん検診センター
2千葉県がんセンター
3順天堂大学医学部消化器内科
pp.1069-1080
発行日 1979年7月20日
Published Date 1979/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207236
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
最近クローン病およびその周辺にある炎症性腸疾患の確定診断の決め手として,組織所見だけに頼ることができないため,それぞれの疾患単位のスペクトラムを求めようとする努力がなされている1-8).
たとえば,クローン病を例にとれば,組織所見でもクローン病と確診できるものから色々の程度に疑えるものまでかなりの幅があり,それも診断をする人によつてその幅が異なることである.
Copyright © 1979, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.