Japanese
English
臨床研究
大腸穿孔症例—特発性大腸穿孔とdiastatic perforationについて
Spontaneous and diastatic perforation of the colon
鈴木 定雄
1
,
伊勢 重男
1
,
川口 吉洋
1
,
枡 一彦
1
,
有壁 譲
1
,
渡辺 岩雄
1
,
荻野 博史
2
,
三浦 正則
3
Sadao SUZUKI
1
1福島県立医科大学第2外科
2猪苗代病院外科
3太田総合病院外科
pp.727-731
発行日 1979年5月20日
Published Date 1979/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207168
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はじめに
急性腹症で最も重要で一般的なものは消化管穿孔である.近年の医療意識の向上,抗生物質,医療技術の進歩にともない上部消化管穿孔の予後は満足できる結果に着実に近づいてきていると考えられる.
一方,下部消化管(大腸)穿孔は頻度も少ないこともあり,その緊急性や予後の重篤さに比してイレウスや上部消化管穿孔ほど注目されていないのが現状のようである.
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