Japanese
English
特集 消化管のEmergency—穿孔・破裂
消化管穿孔の対策—大腸癌穿孔
Management to perforated large bowel carcinoma
福島 恒男
1
,
大見 良裕
1
,
大木 繁男
1
,
土屋 周二
1
Tsuneo FUKUSHIMA
1
1横浜市立大学医学部第2外科
pp.331-334
発行日 1987年3月20日
Published Date 1987/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209648
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
大腸癌穿孔の病態,対策を述べた.発生頻度は1〜7%前後で,直腸癌による穿孔が多い.これまでの成績をみると,手術死亡率は非常に高く,5年生存率は非常に低い.多くは腹膜炎を呈していたり,緊急手術が必要であり,またshock状態のものも多く,まずshock状態の改善をはかる.注腸や内視鏡検査による穿孔,術中穿孔なども起こり得る.丁寧な操作を行つて発生を予防し,術中穿孔は起こつても比較的予後は良好なので十分な切除,洗浄などを行い,癌を残さないように努める.
Copyright © 1987, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.