Japanese
English
臨床研究
大動脈弓分枝疾患の外科的療法—とくに頸動脈遮断時の内短絡法について
Surgical treatment for disease of the aortic arch branches:use of the internal shunt during carotid clamping
多羅尾 信
1
,
冨田 良照
1
,
滝谷 博志
1
,
村瀬 恭一
1
,
広瀬 光男
1
,
稲田 潔
1
Makoto TARAO
1
1岐阜大学医学部第1外科
pp.717-721
発行日 1979年5月20日
Published Date 1979/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207166
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はじめに
大動脈弓分枝の疾患に対する外科的治療は,血管外科の発展・普及により近年急速に増加しつつあり,欧米ではすでに日常的となつているが本邦では少なく,またその報告例は大動脈炎症候群に関するものが多く,動脈瘤,閉塞性動脈硬化症例はまれである.教室においても最近,総頸動脈瘤,鎖骨下動脈および頸動脈の閉塞性動脈硬化症各1例,計3例の手術を行ない,全例に総頸動脈血行遮断にさいし内シャントを利用し好結果をえたので報告する.
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