Japanese
English
臨床研究
術後急性胆嚢炎—本邦報告42例の検討
Acute cholecystitis following the surgical treatment and review of 42 cases reported in Japan
劉 崇正
1
,
田 紀克
1
,
奥山 和明
1
,
田辺 政裕
1
,
山崎 義和
1
,
林 良輔
1
,
陳 文夫
1
,
吉永 雅俊
2
,
佐々木 守
3
Munemasa RYU
1
1成東病院外科
2両総胃腸科外科
3佐々木病院
pp.265-268
発行日 1979年2月20日
Published Date 1979/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207112
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はじめに
術後急性胆嚢炎はその頻度は少ないが,しばしば重篤な経過をとり予後不良となる例が多く,注意すべき術後合併症として最近注目されてきている.しかもこの胆嚢炎は無石の事が多く進行が速く,壊疽性から穿孔性となり,また手術時胆嚢に異常がないため,かえつて手術時期を失し予後不良となる例が多い.一般の胆石症に伴う胆嚢炎とは異なる性質を持つものである.著者らは3例の術後急性胆嚢炎を経験したので,本症の特長について報告する.
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