Japanese
English
臨床報告
頸部の亜急性壊死性リンパ節炎の1例
Subacute necrotizing lymphadenitis of the neck;report of a case
伊藤 隆夫
1
,
北島 修哉
1
,
棟方 博文
1
,
遠山 茂
1
,
工藤 一
2
Takao ITOH
1
1弘前大学医学部第2外科
2弘前大学医学部第2病理
pp.1761-1765
発行日 1978年12月20日
Published Date 1978/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207082
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はじめに
最近数年間わが国において注目されてきた疾患の中に,体表リンパ節,殊に頸部リンパ節に組織学的に特異な壊死病変を呈するものがある.これは「亜急性壊死性リンパ節炎(藤本ら,1972)1)」または「小壊死巣を伴うリンパ節炎(若狭ら,1973)2)」などと呼ばれている.しかし頸部リンパ節の生検する機会の多い外科領域でもまだ知られていない点が多い.我々は同様の病像を呈する1例を経験したのを機会に,若干の文献的考察を加えて報告する.
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