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特集 T-tubeと胆道鏡
ネラトンカテーテルの留置—私はT-tubeを使用しない
Choledochal drain of Nélaton's catheter without using a T-tube
久次 武晴
1,2
Takeharu HISATSUGU
1,2
1九州大学医学部第1外科
2現佐賀医科大学外科
pp.841-847
発行日 1978年6月20日
Published Date 1978/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206969
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はじめに
総胆管切開術(choledochotomy)と総胆管ドレナージは胆嚢摘出術とともに胆道手術の最も基本的な術式である.胆汁を体外に排除せしめる術式または処置として総胆管ドレナージのほかにも外胆嚢瘻造設術,開腹後に肝表面より刺入して肝内胆管に細管を挿入する肝内胆管ドレナージなどがありさらに最近では経皮経肝胆道ドレナージの処置が盛んに行なわれるようになつた.
1,600例の九大第1外科での胆石症手術例を分析してみると総胆管ドレナージは総胆管・腸管吻合の一部例を除き総胆管切開例の殆んど全例に行なわれるので総胆管切開の適応を決定することがおのずから総胆管ドレナージの適応を決定することになる.ここではドレナージ術式にあたり使用するカテーテルを中心に検討を加えて報告する.
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