Japanese
English
特集 T-tubeと胆道鏡
T-tube挿入の適応—私はこう考える
Indications of T-tube drainage
宮崎 逸夫
1
,
永川 宅和
1
Itsuo MIYAZAKI
1
,
Takukazu NAGAKAWA
1
1金沢大学医学部第2外科
pp.805-811
発行日 1978年6月20日
Published Date 1978/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206963
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
総胆管切開後総胆管ドレナージを行なう場合,種々の方法が報告されているが1-5)それらのうち,T-tubeによる総胆管誘導術は感染胆汁の体外誘導と胆道の減圧をかねて古くから行なわれ,現在なお広く使用されている方法である.
しかし,胆石症その他で総胆管を切開した場合,その切開創を1次的に縫合閉鎖するか,T—tubeに代表される誘導管を設置した総胆管誘導術を施行するかについては,すでに多くの議論がなされているものの6-8),今なお挿入の適応,手技,方法,抜去時期など種々の問題が残つている.
Copyright © 1978, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.