クリニカル・カンファレンス
こどもの腹痛をどうするか
中嶋 清隆
1
,
東 義治
2
,
横山 穣太郎
3
,
佐伯 守洋
4
,
飯島 勝一
5
1聖路加病院小児科
2日大第1外科
3慶大小児外科
4国立小児病院外科
5聖路加病院小児外科
pp.714-729
発行日 1978年5月20日
Published Date 1978/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206953
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飯島(司会) 今日は「こどもの腹痛をどうするか」というテーマで先生方にお話していただきたいわけなんですけれども,これは夜間当直にたつさわる機会の多い若い先生方のためのプログラムということですので,これをお読をみになる先生方の日常臨床に直接役に立つようなお話をお願いしたいと思います.
こどもの腹痛と一口で申しましても,大変範囲が広く漠然としておりますが,腹痛を主訴として救急外来を訪れるこどもは随分多いですし,これらを手際よく鑑別し,入院や手術を必要とするものと,そのまま,家へ帰してもよいものとを,ふり分ける知識や技術を身につけることは極めて大事なことであると思われます.そこで小児救急外来とは,一体どういうものなのか,聖路加病院における去年1年間の実態を調べて下さいました中嶋先生にその内容をお聞かせ願いたいのですが.
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