Japanese
English
特集 Biopsyの再検討
術中迅速標本と手術—膵・胆道
Evaluation on frozen section of pancreas and biliary ducts during operation
中山 和道
1
,
内藤 寿則
2
Toshimichi NAKAYAMA
1
,
Hisanori NAITOH
2
1久留米大学医学部第2外科
2久留米大学医学部第1病理
pp.1389-1396
発行日 1977年11月20日
Published Date 1977/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206841
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はじめに
内視鏡的膵胆管造影法,経皮的経肝性胆道造影法,選択的血管造影法などの検査法の進歩,普及,さらに十二指腸ファイバーによる膵aspirationbiopsy1),超音波画像ガイドによる経皮的膵生検2)などの開発により膵,胆道系の診断技術は大いに向上した.しかし膵,胆道系癌の早期診断となると極めて困難で,長期生存可能な早期症例の発見には,積極的な開腹診断,術中迅速標本による診断にたよらざるをえない.
また膵,胆道系の根治手術時における癌遺残の有無の問題にも術中迅速標本による診断は不可欠で,最近特に注目されつつある.
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