Japanese
English
臨床報告
甲状腺クリーゼの1治験例
A case report of thyroid crisis
額田 協
1
,
知念 輝和
1
,
舟橋 啓臣
1
,
松崎 正明
1
,
永井 敏也
1
,
柴田 明彦
1
,
水野 茂
1
,
立松 輝
1
,
渡辺 晃祥
1
,
藤田 治樹
1
,
加藤 健一
1
,
加古 健
1
,
山岡 透
1
,
余語 弘
1
Kanau NUKADA
1
1名古屋大学医学部第2外科
pp.651-655
発行日 1976年5月20日
Published Date 1976/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206510
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はじめに
抗甲状腺剤の使用が普及してバセドウ病の管理が容易となり,今日では甲状腺クリーゼの発生はきわめて稀となつたが,われわれは最近,Mercazole投与により無顆粒細胞症を発現し,後にはクリーゼにまで陥つたバセドウ病の1症例を経験した.この症例について,甲状腺クリーゼの診断と治療及び外科手術により完治させるまでに幾つかの教訓を得たので,若干の考察を加えて報告する.
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