Japanese
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特集 手術と肝障害
術後肝障害とその防止対策—輸血後肝炎の遷延例と重症例ならびにHalothane Hepatitisの実態について
Postoperative liver injury and its prevention
市田 文弘
1
,
佐々木 博
1
,
井上 恭一
1
,
大貫 啓三
1
,
小嶋 允夫
1
Fumihiro ICHIDA
1
1新潟大学医学部第3内科
pp.174-179
発行日 1976年2月20日
Published Date 1976/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206438
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はじめに
術後肝障害の原因としてはいろいろのものがあげられ,術中あるいは術前後のショック,低血圧,低酸素血症等循環不全に起因あるもの,使用薬剤による肝障害,さらに合併する敗血症による2次的な肝障害もあり,また一方輸血後肝炎の発生は現在なお術後肝障害の中でもつとも高い頻度を占め,多くの問題をかかえている.
ここでは筆者らが輸血後肝炎の実態を遷延例,重症例を中心に検討した結果をのべるとともにHalothane hepatitisの実態についてもふれる1)2).
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