Japanese
English
臨床報告
腸捻転を伴えるChilaiditi症候群の1手術経験例
A case report of the Chilaiditi's syndrome associated with intestinal volvulus
鈴木 康紀
1
,
土田 博
1
,
千葉 宏俊
1
,
津島 恵輔
1
,
笹村 雅人
1
,
山形 尚正
2
,
三上 俊郎
2
Yasunori SUZUKI
1
1国立弘前病院外科
2国立弘前病院がんセンター
pp.1337-1341
発行日 1975年10月20日
Published Date 1975/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206364
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はじめに
消化管の一部が肝と横隔膜との間に嵌入している状態をChilaiditi症候群として今日よく知られているが,臨床上特に重篤な症状を示すことが少ないので,実際に遭遇することは非常に稀である.最近われわれは嵌入腸管の横行結腸が軸捻転を起こしイレウス症状を呈してきた本症候群の1例を経験し手術する機会を得たので若干の文献的考察を加え報告する.
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