Japanese
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臨床研究
腸骨動脈閉塞症における副血行路について
Collateral circulation in iliac artery occlusion
大内 博
1
,
水口 昇三
1
,
佐々木 久雄
1
Hiroshi OHUCHI
1
1東北大学医学部第2外科
pp.1273-1277
発行日 1975年10月20日
Published Date 1975/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206353
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はじめに
近年特に動脈硬化に由来する腸骨動脈閉塞症の症例が増える傾向にあり,血行再建術の適応となる例も少なくない.適応選択に当つては,他臓器の病変もさることながら,動脈閉塞周辺の副血行路の発達様式を術前に正確に把握することが望まれる.副血行路の発達の程度は,本疾患における臨床症状の発現との間にも相関が存在すると思われる.
われわれは,これら腸骨動脈閉塞症の患者に血管造影を行ない.放射線学的に動脈閉塞部位と副血行路の発達様式について解析を行ない,興味ある所見を得たので報告する.
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