Japanese
English
特集 縫合法—反省と再検討
血管縫合法
Suture and anastomosis of blood vesseles
杉江 三郎
1
Saburo SUGIE
1
1北海道大学医学部第2外科
pp.1107-1110
発行日 1975年9月20日
Published Date 1975/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206326
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血管縫合の指針
1.血管の縫合および吻合の基本の前段階として血行を遮断するための血管鉗子の装着があり,血管鉗子の要件としては,血管壁を挫滅することのないサテインスキー鉗子,あるいはブルドック鉗子などが適正に使用される(第1図).
2.内膜,中膜,外膜の3層をそなえている血管の縫合の基本は,全層を通し,しかも内膜と内膜が密着するごとく,辺縁がやや外翻するように縫合することである.外膜がまくれ込まないように縫合部位および吻合断端の外膜は剪除し除去しておく.
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