Japanese
English
臨床報告
近親結婚家系に生じた若年者大腸癌の1例
A case of juvenile intestinal carcinoma in aconsanguineous family
山際 裕史
1
,
岡林 義弘
2
,
多田 弘一
2
,
冨川 一郎
2
,
清水 武
2
,
竹内 藤吉
2
,
上島 亨
3
Hiroshi YAMAGIWA
1
1三重大学医学部中検病理
2松阪厚生連中央病院外科
3松阪厚生連中央病院小児科
pp.759-762
発行日 1975年6月20日
Published Date 1975/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206270
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はじめに
幼若年者に,消化管の悪性腫瘍の発生することはまれである.しかしながら,10代でも,最近は胃にはかなりの例数が報告され,これは胃癌診断法の進歩によるのであろうが,手術治癒可能例もまれには報告されてきている.
腸管にもまれではあるが,過去に15例程度が文献上に報告されているが,その予後は成人例に比しよくない.
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