Japanese
English
臨床報告
開腹創瘢痕内の異所性骨形成の3例
Heterotopic bone formation in laparotomy scars
竹内 隆
1
,
栗原 彰
1
,
宮野 陽介
1
,
田中 繁
1
,
阿部 重郎
1
,
坂田 道義
1
,
岸本 宏之
1
Takashi TAKEUCHI
1
1鳥取大学医学部第1外科
pp.245-250
発行日 1975年2月20日
Published Date 1975/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206196
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はじめに
開腹創内の異所性骨形成については,Askanazy1)(1901)がはじめて報告して以来,欧米においては多くの報告がみられる.本邦においては報告例は少なく,まれな疾患とされているが,その大部分は無症状に経過したり,生じた硬結が癌の腹壁転移として処理されることが多く見逃されている症例も少なくないと考えられる.われわれは最近上腹部正中切開後の開腹創瘢痕内に生じた異所性骨形成の3例を経験したので報告する.
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