Japanese
English
臨床報告
巨大な後腹膜Lipomyxomaの1例
A case report of the giant retroperitoneal lipomyxoma
加辺 純雄
1
,
大森 幸夫
1
,
中野 喜久男
1
,
西村 明
1
,
藤田 昌宏
1
,
道上 淳二
1
,
本田 一郎
1
,
篠塚 忠
1
,
荻原 奉祐
1
Sumio KANABE
1
1千葉県がんセンター消化器科
pp.815-819
発行日 1974年6月20日
Published Date 1974/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206066
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
原発性後腹膜腫瘍は1761年Morgagniの最初の報告以来,比較的まれな疾患とされてきたが,最近は多数の報告をみるに至つた.しかしながらその発生頻度は本来他の腹部腫瘍にくらべて低く,殊に混合腫瘍の発生頻度は比較的少ないとされている.
最近,著者らは原発性後腹膜腫瘍を経験したが,特にその発生母地に関して興味ある症例とみなされるため,若干の文献的考察を加えて報告する.
Copyright © 1974, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.