Japanese
English
論説
幼小児の直腸・結腸にみられる若年性ポリープ
Juvenile polyps of the colon and rectum in children
戸谷 拓二
1
,
中川 潤
1
,
田淵 勝輔
1
,
岡島 邦雄
1
Takuji TODANI
1
1岡山大学第1外科教室
pp.135-143
発行日 1973年1月20日
Published Date 1973/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205740
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はじめに
近年幼小児の結腸ポリープの大半は,若年性ポリープjuvenile polypであり,血便を主訴とする小児疾患の比較的重要な位置を占め,悪性化のないこと,自然脱落のあることなどが指摘されるようになつてきた1-9).
ふつう小児の結腸ポリープに関してはnon neoplasticと考えられる若年性ポリープとneoplasticである1)2)腺腫性ポリープ,家族性ポリポージス,Peutz-Jehger症候群,Gardner症候群などに区別されるようであるが,若年性ポリープ以外は悪性化の問題やその他の理由で,かなり積極的な治療方針がとられている2)3)4).
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