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特集 頸部血管障害
Powers' Syndrome(椎骨動脈間歇的圧迫症候群)とこれに関連した症候群—ならびにPowers' Syndrome 57例の術後遠隔成績,手術手技,診断法などについて
Powers' syndrome and the related syndromes
長島 親男
1
Chikao NAGASHIMA
1
1毛呂病院脳神経外科
pp.1401-1412
発行日 1972年10月20日
Published Date 1972/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205690
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はじめに
外科学の対象となる「頸部の血管障害」といえば,一般的には,内頸動脈系の血管障害がよく知られている.たとえば,脈なし病,特発性内頸動脈閉塞,Fibromuscular Hyperplasia(Dysplasia),動脈硬化性内頸動脈閉塞などがあげられる.
一方,椎骨動脈系で,外科的治療の対象となる疾患についての研究は,この数年のうちに,とくに増加し,新しい知見が発表されている.Subclavian Steal Syndrome,Spondylotic Vertebral Insufficiency,1)ここに述べるPowers' Syndrome2)3)などもその一つであり,外科的治療の対象となる.
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