Japanese
English
特集 出血治療のPitfall
上部消化管出血における出血源の臨床特性
Clinical comparative analysis of upper gastro-intestinal hemorrhage
小林 迪夫
1
,
楊 総三
1
,
朔 元則
1
,
小川 勇一郎
1
,
井口 潔
1
Michio KOBAYASHI
1
1九州大学医学部第2外科教室
pp.1251-1256
発行日 1972年9月20日
Published Date 1972/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205674
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はじめに
上部消化管出血には吐血・下血をともなつて致死的大出血をきたすものから,潜出血として認められるにすぎないものまで,その程度は様々である.
潜出血例においては,多くの場合,充分な出血源の探索を行なう余裕があり,したがつて,その診断も比較的容易であるが,これに反し,吐血,下血をともなつた大出血例においては,患者riskの悪化により出血源の探索も大きな制約をうけるものである.
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