Japanese
English
症例
石灰乳胆汁の2治験例と本邦報告例の文献的考察
Two cases of limy bile and the consideration through Japanese References
三輪 恕昭
1
,
平松 正勝
1
,
成末 允勇
1
,
折田 薫三
1
,
緒方 卓郎
1
,
岡島 邦雄
1
Hiroaki MIWA
1
1岡山大学医学部第1外科
pp.401-405
発行日 1972年3月20日
Published Date 1972/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205571
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はじめに
石灰乳胆汁は比較的稀な疾患であり,欧米ではかなりの報告がみられているが,本邦では現在までにわれわれの報告を含めて65例を数えるにすぎない1-47).
本症は1911年Churchmann43)により,結石による胆嚢管の閉塞を伴う,灰白色,練歯磨様物質の胆嚢内容を有する症例として報告されたのが初めてである.
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