Japanese
English
症例
小児縦隔洞気管支性嚢腫の1治験例
A Case of Bronchogenic Cyst of the Mediastinum in Childhood
米本 仁
1,2
,
山腰 茂昭
1,2
,
鈴木 一成
1,2
,
伊藤 昭男
1,2
Hitoshi YONEMOTO
1,2
1徳島大学高橋外科教室
2国立板西療養所
pp.1254-1257
発行日 1963年9月20日
Published Date 1963/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203164
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胸部外科の発展にともない,本邦の縦隔外科も漸次普及し,昭和32年の胸部外科学会では縦隔洞腫瘍の共同研究が行なわれ,甲斐らはとくに小児の縦隔洞腫瘍について述べている.一方,間接撮影を中心とする胸部X線撮影が日常の診断技術として取扱われ,学童の健康管理の目的で集団検診が行なわれるようになつてから,小児結核対策も一段と強化されつつある現状であり,このようにして選びだされた要療養学童に他の胸部疾患学童が混在することもありうる訳で,われわれも比較的まれな縦隔洞気管支性嚢腫の剔出治験例を経験したので,その大要をここに報告する.
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