Japanese
English
特集 腫瘍の病理と臨床
論説と症例
Krukenberg腫瘍として発見された小さな早期胃癌IIcの1例
One case of small early gastric cancer type IIc, found as Krukenberg's tumor
長廻 紘
1
,
竹本 忠良
1
,
岩塚 廸雄
1
,
榊原 宣
1
,
市岡 四象
1
,
鈴木 博孝
1
,
山内 大三
1
,
後町 浩二
1
,
笹本 佳子
2
,
児玉 京子
2
,
平山 章
3
Kou NAGASAKO
1
,
Keiko SASAMOTO
2
,
Akira HIRAYAMA
3
1東京女子医科大学消化器病センター
2東京女子医科大学産婦人科学教室
3東京女子医科大学病理学教室
pp.989-992
発行日 1970年7月20日
Published Date 1970/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205149
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はじめに
最近我々は原発巣である胃癌は粘膜内癌であるにもかかわらず,卵巣に転移し,卵巣腫瘍の症状で発見され,しかも胃癌の診断がかなり困難であった胃切除症例を経験した.
しかも胃切除後1年を経て肺転移巣が発見されるという極めて特異な進行を示しつつあるのでその大要について報告し,あわせて早期胃癌と転移の問題および小さな早期胃癌の診断について若干の考察を加える.
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