Japanese
English
特集 特殊な輸血とその現況
洗浄血球輸血方法
Irrigated red cells transfusion:the technique and the prevention of posttransfusion hepatitis
東 平介
1
,
久保 大次郎
1
,
渋田 大
2
,
久保田 修
3
,
矢野 想之輔
4
,
横山 繁樹
5
,
古谷 幸夫
5
,
中本 毅
5
,
永根 隆治
5
Heisuke HIGASHI
1
1伊香病院
2京都府立与謝の海病院
3明石市民病院
4愛媛県立今治病院
5京都府立医大第二外科
pp.47-52
発行日 1970年1月20日
Published Date 1970/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205013
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はじめに
まず「洗浄血球輸血方法」の名の由来から記述し始めねばならない.
Calloway(1953),Smith(1951),Mollison(1940)の報告以来,正常血漿量を有し,Naの増加が好ましくない貧血患者,老人や心機能失調者で血漿量増加による負担に耐えられない患者に対して,輸血を行なう必要があるときに血球輸血方法として行なわれていた.またこれは,低蛋白症に対する直接の蛋白補給にもなるといわれていた.
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