グラフ
医用サーモグラフィ(熱像図)—Ⅱ 臨床応用と熱像図のカラー表示
藤正 巌
1
,
桜井 靖久
1
1東京大学医学部医用電子研究施設
pp.1601-1605
発行日 1969年12月20日
Published Date 1969/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204988
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今まで医師は疾患の診断の一助として,体温を計測してきた.体温は,体の深部の温度であり,人体ではほぼ一定に保たれている.一方,体表面の温度分布は,医師が触診によって熱感を触知していただけで,体全体の表面温のパターンを診断のために役立てることはなかった.最近に至り,赤外放射温度計を利用した,赤外放射カメラの発展によって.体表温のパターンが知られるにつれ,その臨床医学への応用が始められている.
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