第69回日本外科学会総会印象記
小児外科領域
池田 恵一
1
1九州大学医学部第二外科
pp.1281-1283
発行日 1969年9月20日
Published Date 1969/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204943
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
外科においても専門的分野への細分化として多くの分科会が生じつつある反面,これを統合して外科共通の場として論ずべき学会が必要であり,外科学会総会はかかる統合の場として,あるいは外科一般の教育の場として運営されるべきであり,この度の榊原会長の苦心の運営もその点にあつたものと推察される.今後,専門的な研究発表は外科分科会で主に取り上げ,外科学会総会では統合的あるいは教育的演題を主とすることが,数多くの外科系学会を運営する上に是非共必要なことと考える.
さて,小児外科関係の発表は第1日目午後,第一・第三・第四会場と散在して開かれ,小児の脳外科,心臓外科関係も一緒に発表されたが,ここでは主に小児の内臓外科に限つてその感想を申し述べる.
Copyright © 1969, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.