Japanese
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特集 救急患者の取扱い方
頸椎・頸髄損傷の救急処置
Treatment in emergencies of injury to the cervical spine and the cervical spinal cord
平林 洌
1
,
宗近 靖
1
,
関 宏
1
Kiyoshi HIRABAYASHI
1
1慶応義塾大学医学部整形外科学教室
pp.917-922
発行日 1967年7月20日
Published Date 1967/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204345
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いとぐち
統計によれば全脱臼・骨折の中の約10%を脊椎が占める.そのうちの1/5を頸椎が占め,さらにレ線像に現らわれない椎間板損傷の存在などを考えると,頸椎損傷はけつしてまれな傷害ではない.
加うるに脊髄損傷の合併率が全脊髄では43%であるのに対し,頸髄ではその解剖学的特殊性から90%と圧倒的に高く,頸髄損傷の頻度は大きい.
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