Japanese
English
症例
巨大な腸間膜嚢腫を伴うイレウスの1治験例
A recovery case of huge mesenteric cyst with ileus
佐々木 雅彦
1
,
片野 素道
1
,
土橋 正邦
1
Masashiko SASAKI
1
1東京都済生会中央病院外科
pp.578-580
発行日 1967年4月20日
Published Date 1967/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204293
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はしがき
腸間膜嚢腫は1507年Benevieniの発見以来,内外に多数の報告が見られるが,比較的稀な疾患である.臨床的には腸間膜嚢腫そのものよりも,主としてイレウスなどの合併症により.開腹手術を受けて始めて判明する場合が多い.われわれは今回小児頭大の腸間膜嚢腫に合併した腸間膜根部の軸捻転によつて、イレウス症状を呈した症例に遭遇したのでここに報告する.
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