雑感
インターン問題と卒業後医学教育
織畑 秀夫
1
1東京女子医科大学外科
pp.406
発行日 1967年3月20日
Published Date 1967/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204265
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山があるから山に登るという言葉がある.病人がいるから医者になるということがあつてもよい.人類が存在したとき,同時に必ず病人が存在した.そして病人を救うための努力が払われたとき,医者が生れたのである.
人間が,生れれば必ず死ななければならないという運命にある以上,医者は常に存在する.問題は医者が自分の生活のために病人を利用するのか,それとも病人を救うことに専心しないではいられないものなのかどうかの差異である.
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