Japanese
English
特集 小児疾患の早期診断と手術適応
腸重積症の早期診断と手術適応
Early diagnosis and operative inidication of intussusception
伝田 俊男
1
,
秋山 洋
1
Toshio DENDA
1
1国立こども病院外科
pp.1519-1523
発行日 1966年11月20日
Published Date 1966/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204142
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
腸重積症は小児の腸閉塞症の大半を占め,小児外科のなかで,古くから重要な疾患とされているが,本邦の報告例をみると5年間に50例前後の報告が多く,必ずしも非常に多いとは言いえないが,急性腹症として,小児科医,外科医が日常遭遇する疾患である.本症の手術療法の成績も,小児外科の進歩に伴い,非常に向上してきている.しかしながら,現在においても,診断,特に治療面において,必ずしも疑問の点がないわけではない.そこでわれわれが最近当院で経験した症例を中心として,これらの点についてわれわれの考えを述べてみたい.
Copyright © 1966, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.