Japanese
English
特集 小児疾患の早期診断と手術適応
新生児期先天性腸閉塞症の早期診断と手術適応
Early diagnosis and operative indication on congenital obstruction in the newborn infancy
森田 建
1
,
今井 靖夫
1
,
小林 尚
1
,
平本 靖彦
1
Ken MORITA
1
1日本大学医学部若林外科教室
pp.1513-1518
発行日 1966年11月20日
Published Date 1966/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204141
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
先天性腸閉塞症は先天性の原因—主に腸管の奇形性疾患—によつておこるイレウスの総称であり,大多数は生後早期より発症し救急手術を要するもので,早期診断の重要性は成人のイレウスの場合以上に大きいものがある.
しかし早期診断といつても,早期診断法として特殊な方法があるわけではなく,実際には新生児において疑わしい症状をみた場合,通常の先天性腸閉塞症の診断に必要な検査を迅速に施行し,できる限り早急に診断を確立することである.
Copyright © 1966, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.