Japanese
English
統計
急性虫垂炎—墨東病院外科における5,523例の分析
Acute appendicitis. An analytical review of 5,523 cases operated in Bokuto Metropolitan Hospital
四方 淳一
1,2
,
杉原 礼彦
1,2
,
浮島 仁也
1,2
,
渡部 脩
1,2
,
千葉 勝二郎
1,2
,
松尾 泰伸
1,2
,
高橋 正樹
1,2
,
早川 勲
1,2
,
山上 明倫
1,2
,
鈴木 勲
1,2
,
鈴木 荘一
1,2
,
黒田 慧
1,2
,
加賀 美尚
1,2
,
原 輝彦
1,2
,
小野 美栄
1,2
,
坂田 晃康
1,2
Junichi SHIKATA
1,2
1東京都立墨東病院外科
2東京大学
pp.1719-1724
発行日 1965年12月20日
Published Date 1965/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203845
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はじめに
急性虫垂炎の手術は外科の医局に入局して最初に教えられる開腹手術であり,その死亡率の低いこと,大がかりの設備・器具を要しないで行ない得ることから病床を有する外科医院で比較的容易に行なわれている現状である.
しかしながら急性虫垂炎の手術といえども,他人の腹を開く手術であるから,手術自身の危険はもとより,術後後遺症の発生を避けるべく最大の努力を払うべきである,現在のごとく,急性虫垂炎の手術が普及すると,急性虫垂炎の手術で死亡するということは重大である,手術そのものによる不慮の事件を避けるには,あらゆる手術にさいして万全の注意を払うことが必要である.
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