グラフ
最近の酸素療法—術後患者を中心に
岡田 和夫
1
,
池田 和之
1
1東京大学医学部麻酔科
pp.192-195
発行日 1965年2月20日
Published Date 1965/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203537
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酸素欠乏を来すと患者にとつては致命的となることが多々ある.酸素療法の要点は「酸素が速やかに,且つ有効に」投与されることである.手術後の患者に対する酸素吸人法を紹介するが,如何なる方法をとるかは得られる酸素濃度,吸入酸素濃度の調節性,患者の快適度,酸素の消費量,看護の度合を考慮して決めるべきである.
酸素吸入中は湿度保持が必要で,Nebulizerを装置すべきであり,これは薬剤の吸入にも応用できる.
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