Japanese
English
症例
ウェーバー氏症候群を呈した蝶形骨稜メニンジオーマ
A Case of Inner Sphenoidal Ridge Meningioma associated with Weber's Syndrome
尾形 誠宏
1
,
堀出 礼二
1
,
小野 辰久
1
Masahiro OGATA
1
1神戸市立中央市民病院外科
pp.683-686
発行日 1964年5月20日
Published Date 1964/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203337
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はじめに
ウェーバー(Weber)氏症候群は,一側の動眼神経麻痺と他側の片麻痺をきたす場合で,一名上交代性麻痺ともよばれるが,本症状を呈するのは,解剖学的にみて動眼神経核と大脳脚を含めた中脳の障害と考えられる場合が多い.
われわれはウェーバー氏症候群を呈した蝶形骨稜メニンジオーマを脳血管写により診断し,これを亜全摘出しえた症例を経験したので報告する.
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