講座 患者管理
Ⅳ.術中管理—1.麻酔を中心として
安冨 徹
1
,
兵頭 正義
2
Tôru YASUTOMI
1
,
Masayoshi HYODO
2
1国立京都病院外科
2大阪医科大学麻酔科
pp.524-527
発行日 1964年4月20日
Published Date 1964/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203309
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いとぐち
術中管理といえば,今日では麻酔学の領域である.しかし実際においては,麻酔医が十分な人数配置されている病院は,非常にまれである.
多くの中・小病院においては外科医自身が麻酔をかけ,手術をしながら患者の全身状態に気を配つているのが実情であろう.そのような「片手間的」な患者管理であつても,その行なうところは,あくまで最新の麻酔学に立脚した合理的なものでなければならない.その意味で,この項(次号をふくめて)は専門家の兵頭博士に共同執筆してもらつた.
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