Japanese
English
論説
僧帽弁交連切開時脳栓塞防止の胸腔内脳血行遮断法
Intrathracic cessation of brain blood flow in order to prevent brain embolie in commissurotomy for mitralstensis
織畑 秀夫
1
,
蛯名 勝仁
1
,
藤村 光夫
1
,
市川 博之
1
,
豊泉 稔
1
,
横山 正義
1
,
岸 一夫
1
,
秋元 富夫
1
,
梶田 昭
2
Hideo ORIHATA
1
,
Akira KAJITA
2
1東京女子医科大学外科教室
2東京女子医科大学病理学教室
pp.167-177
発行日 1964年2月20日
Published Date 1964/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203256
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緒言
一般に僧帽弁狭窄症では脳栓塞を発生して死亡する場合がまれでない.これは多くが左心房内に生ずる血栓に由来するものと考えられている.
近年.僧帽弁狭窄症に対する交連切開術が確立され、多数の手術が行なわれている.その際に危険な合併症として左心房内血栓の遊離による栓塞症が問題になるが,このうち脳栓塞が最も重大な問題である.
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