Japanese
English
症例
遺伝性球状赤血球症に対する1剔脾例
A case of splenectomy with a hereditary spherocytosis
大波 勇
1
,
及川 登
1
,
木村 秀枝
1
Isamu OHNAMI
1
,
Noboru OIKAWA
1
,
Hozue KIMURA
1
1岩手県立気仙病院外科
1Department of Surgery, Kesen Hospital
pp.258-260
発行日 1963年2月20日
Published Date 1963/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203037
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緒言
本症は1871年Vanlair & Masius1)により初めて記載され,その後Minkowski (1900)2),Chaffard (1907)3)等の検索があり報告例も増加したが,わが国では昭和25年河北4)の24家系79例,昭和15年から31年までの東大内科における19例,昭和34年末までの小児科領域の報告68例5)が主要な集計報告で比較的稀なものと考えられ,さらに剔脾を行つてその効果を術前術後に沿り精しく検討したものは非常に少ないのでここに報告し若干の考察をえてみた.
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